主任と師長が全くスタッフの大変さを分かってくれない
"師長、主任などの管理職と病棟スタッフではやはり行っている業務が同じ看護師という職業であっても立場が違います。
病棟スタッフの場合は患者のベッドサイドで様々な情報から現状をアセスメントし正常か異常かを評価していきます。
場合によっては医師に報告し、指示を受けます。
管理職の場合ですと、ベッドコントロールをしなければいけない、運営会議などに出席しなければいけないと1日の流れ・業務が根本的に異なります。
時には病棟スタッフの不注意でインシデントなどが発生し、ちゃんとやっていなかったのかと責められることもあると思います。
そういうときは確かに、何人もの患者を受け持って対応しなければならず管理職は分かってくれないと思います。
私は管理職ではありませんが、では逆にスタッフが管理職の大変さを分かっていますか?と投げかけたいです。
管理職はスタッフの大変さを分かってくれないと言いますが、病棟スタッフも管理者の大変さを分かってませんよね。
それでは両者が分かり合うことは不可能なのではないでしょうか。
病院や施設によって異なるかもしれませんが、管理職も以前は病棟スタッフでした。
病棟スタッフだったからこそ、分かるスタッフの大変さが見えてくるのでしょうが、下が上に求めるばかりでは組織として成り立たないのではないでしょうか。逆もまた然りです。
管理職の大変さを理解し、サポートすることで管理側もスタッフに対しサポートしようとする気持ちが生まれると思うのでお互いに分かってくれない、分かってないと思うのではなく視点を変えてみるといいのではないでしょうか。
人間ですから分かってもらえなければマイナスな感情を抱いてしまうのは当然です。
管理職とスタッフで話合いを持つなどして溝を埋めていく必要があるのではないでしょうか。"
2015年3月17日|